【JCI JAPAN少年少女国連大使OG 畠中さん対談】
本日は、JCI JAPAN少年少女国連大使OGで、先日北海道医師会に医療用品を寄付された畠中悠生乃さんと、本年度日本JC国際関係協力委員会に委員長として出向している、藤田真吾くんとの対談をインタビュー形式でお伝えします。
(以下、畠中さんの敬称を略します)
藤田「まずは、2014年度JCI少年少女国連大使として活動するきっかけと、当時の活動内容について教えてください。」
畠中「当時現役の札幌青年会議所の会員だった松崎さんのご紹介で、お話をいただいたのがきっかけです。私は現在スキーをさせていただいているのですが、松崎さんは同じくスキー選手だった父の教え子だったということが後で分かって驚きました。
2014年の活動としては、私と同世代の中高生が、貧困とSDGsについてグループディスカッションをしながら、世界中の問題に対してどう言った解決策があるか、どのようにしたら持続可能な問題解決方法があるかなどを話し合い、最後は国連本部の議場で発表させていただきました。ホームステイをしながらの研修でしたので、楽しい思い出作りにもなりました。」
藤田「学んだ事は現在の活動にも生かされていますか?」
畠中「はい、それまではテレビや新聞でしか知ることの出来なかった世界の現状が、本当に実感できるような研修だったと思います。私にもできる事で世界と関わっていきたい、そんな思いをこの活動を通じて得ることができました。その思いが今回の寄付活動にもつながっています。」
藤田「素晴らしいですね。僕も委員長として本年度活動をさせていただいているのですが、学生さん達は皆さんとても真剣に取り組んでくれているんですよ。本当にこちらも学ばせていただくことが沢山あります。」
畠中「本年度はどのような取り組みを行っているのですか?」
藤田「『smile by water』という、カンボジアの干魃地帯の水問題を解消する運動を行っています。当初の計画では、現地に水を運ぶのではなく、綺麗な水をどのように確保できるのかということを、日本から学生を現地に連れて行ってディスカッションする予定でしたが、新型コロナウィルスの影響でまだ現地入りが可能かどうか協議している段階です。仮に、現地での活動が制限されたとしても、オンラインで世界中の学生とディスカッションを重ね、問題解決に当たることを考えています。」
畠中「本年度も素晴らしい取り組みをされているんですね。恐縮ではありますが、先輩として意見を言わせていただけるなら、学生のみなさんには、内側からではなくぜひ外から日本を見る視点を意識していただければと思います。」
藤田「僕も海外に行った際、日本では当たり前のようにお店に入って綺麗な水を買ったり、清潔なトイレを借りたりという何気ない生活の行動が、海外では常識ではないのだと再認識させられました。」
畠中「そうですね。日本は恵まれていると思います。」
藤田「畠中さんの今後の夢や活動予定を教えていただけますか?」
畠中「大学が新型コロナウィルスの影響で前期すべて休校になってしまったので、しばらくはまだ北海道に居ます。(注:畠中さんは今春、東京の日本体育大学に入学されています)その後は向こうに行ってスキーの練習ですね。私は金メダルを取りたいなと思っています。その後は自分のスキー用具のブランドを立ち上げて、会社にできればいいなと漠然と思っています。もちろん、SDGsの啓発活動も行って行きたいですね。」
藤田「JCI JAPAN少年少女国連大使のOB・OGの方々で、その活動がきっかけとなって日本で、そして世界で活躍されている方は大勢いらっしゃいますね。OBの方でご自分で国際交流の会社を立ち上げて、精力的に活動していらっしゃる方も居ます。畠中さんにはぜひ、金メダルを取っていただき、今後も躍進していただきたいですね。」
畠中「ありがとうございます。これからも一生懸命頑張ります!」
お二人共お忙しい中お時間を頂戴し、大変貴重な対談になった事と思います。
今後も畠中さんのさらなるご活躍をご祈念致します。