愛するSapporoの未来を見据えて
先への想いを抱き 未知の可能性に賭け
未来へ繋ぐ為に挑戦するーJayceeとして
札幌JCが目指すまちづくりビジョン
地域への
誇りMAKE PRIDE
我々は、市民が郷土愛を育み地域への誇りを持つ為、主体的にまちづくりへの参画が出来る運動を展開します。
家族・地域・世界との
絆MAKE PRIDE
我々は、市民が互いの文化を理解し絆を深める為に、国内外との繋がりを大切にしながら、まちの魅力を発信します。
地域への
創造MAKE PRIDE
我々は、市民が特色のあるまちを創造する為に、まちの価値や魅力を高められるような事業を推進します。
<はじめに>
現代の社会は、家族関係や地域コミュニティーにおける関係性の希薄化や、アナログ社会からデジタル社会への変化により、人々はますます自己中心的で社会に対して無責任になり他者に対しても無関心になるという、行き過ぎた個人主義が蔓延し、家族や地域の絆も失われています。
そのような中で、2011年3月11日、私たちは未だかつて無い未曾有の天災を経験しました。
遅々として進まない被災地の復興。津波による原子力発電事故。
このような「混沌」とした状態でこそ、我々Jayceeの力が求められています。
我々は今こそ地域のリーダーとして、志を共有し、「明るい豊かな社会」の実現に向けて真の力を発揮しなければなりません。
この「混沌」という言葉の中に、将来への可能性を感じ、札幌というまちを日本からも世界からも誇れるまちにする為に、あらためて札幌の魅力に気付き、その力を発揮する事が必要です。
そこで我々は3つのビジョンを持って、愛する札幌の未来を見据えた、まちづくりを進めていきます。
<誇り>~Make Pride~
札幌の人とまちの魅力に気付く。
我々はその為に、前提となる知識を持たなければなりません。
日本人が脈々と受け継いできた文化・伝統、また、
礼節を重んじる倫理・道徳観が希薄になった現在。
札幌に住む人とまちを知り、それによって札幌の魅力を感じる。
そのようにして、私たちのまちに誇りを持つ事により、道外さらには世界へ発信する事が出来る環境になります。
それこそが重要なのです。
そこで、我々は、真摯にまちの現状と問題点を学び、まちづくりの基本である行政や議会に関する知識を理解し、JCメンバー個々の資質向上を図ります。
また、地域に関心を持ち誇りと主体性を持って行動出来る人材を育成する事により、札幌市の抱える問題を共に考え解決し、市民意識の向上を目指す事業を推進します。
<絆>~Make Bonds~
「外」を感じそして札幌の魅力に気付く。我々はその為に、北海道・札幌とは異なった文化をもつ北海「道外」や日本「国外」の人々と交流を持たなければなりません。島国日本の中にある島「北海道」で暮らす私たちは、身近に「外」を感じる事が出来ません。しかし「外」を感じずに「内」すなわち札幌を感じる事は難しいものです。
「道内」はもとより「国内外」とのネットワークを広げていく事でコミュニケーションが深まり、様々な可能性が生み出されます。お互いの文化、歴史、価値観、生活習慣の違いを学び、それらから生じる摩擦を乗り越え、触れ合う事により理解し合う事が必要です。
また交流を通じて得られる地域アイデンティティや、地球市民意識を広げ、共に発展へと繋げます。
自らが立つ足元を疎かにせず、意識は広く世界に向け、このような混沌とした時代であるからこそ、行政を代表とする他の団体と連携をとり、横の繋がりを大切にし、相互理解を深めます。また、デジタル社会の発展により、人と人が触れ合わずに事が片付いてしまう現代において、3世代が親密な関係を築ける土台を作り、地域社会との繋がりを大切にする運動を推進していきます。
<創造>~ Make Brand ~
新たな価値に気付く。
我々はその為に、北海道開拓から受け継がれてきた「フロンティアスピリット」を持たなければなりません。
これまでの北海道は、明治期の開拓から始まる中央主導型の開発と、インフラ整備がその中心を成し、国産エネルギーや農水産物の供給拠点として発展してきました。しかし、現在では競争原理が働かなくなった中央主導型の開発から、地方分権へと改革が進み、インフラ整備はその役目を終えつつあります。また、既存のエネルギーや農水産物をそのまま供給する事は、価値観の多様化が著しい現代の社会状況において限界を迎えています。
そこで我々は、北海道・札幌に住む一経済人として、オリジナリティー溢れる新たな価値を見出し、活力を生み出す地域経済の活性化を目指します。また、地域の特性を生かした産業振興や、都市計画などの基盤整備を行う、地域一体となった総合的な事業を推進します。
更に、今こそ将来の見えぬ災害を未然に認識し備える為、
防災・減災に対する意識を高める必要があります。市民一人ひとりが防災意識を持ち備える事で、どのような天災に遭っても冷静且つ的確な判断が出来、地域の人々が互いに助け合い乗り越える事が出来るオリジナルモデルを提言します。
我々が、北海道・札幌の方向性を示し、市民と共に新たな価値に気付き創造します。
<最後に>
「見えぬ経を読む」という言葉があります。
これは「たんなる本読み」になってはいけないと説いています。
我々Jayceeは、地域の未来を切り拓く真のリーダーとして、明るい豊かな社会の実現に向け傍観者にならず自ら行動を起こします。
また、先輩諸兄が築きあげてきた札幌のまちづくりを、次の世代により良い形で引き継ぐ為、誇りに溢れ、強い絆で結ばれた、魅力あふれる札幌の10年間を創り上げていきます。
「高みの見物をしていては、何も変わらないという事。全ては自分だという事」を常に意識して。