
まちづくり団体と札幌JCとの関わり
【地域と協働してすすめる豊かなまちづくり】
1998年の特定非営利活動促進法可決制定により、法人格の取得が可能になったことを背景に多くのまちづくり団体が生まれ、札幌のまちにも現在、数多くのNPO団体が存在し、それぞれがまちづくり活動を行っています。財政難が続く地方自治体にとって、まちづくり運動を自発的に行うNPO団体の登場は、魅力的なことも一部あり、NPO団体と行政の協働は、ブームとまで言われるほど一時期は盛り上がりを見せました。
このように、地方分権型の考え方が広く一般に広まるようになり、まちづくり運動はそれまでの行政一本体制から、地域住民の手による形へとその姿を変えつつあるというのも見方のひとつではないかと思います。
私たち札幌JCは、創立57年一貫してまちづくり運動を展開してきましたが、これからのまちづくりの形を考えるに必要なのは、自治体やNPOなどのまちづくり団体等との協働で行うまちづくりという視点ではないかと考えます。札幌JCにできること、NPO団体等にできること、行政にできること。それぞれ特性や特長があり、札幌を豊かなまちにするというひとつの目標のもと、お互いが手を取り合っておこなうまちづくり活動を進めることが必要であると私たちは考えます。
社団法人札幌青年会議所では、1951年(昭和26年)の創立以来、ここ「札幌」で多くのまちづくり事業を様々な皆様との協働でおこなってまいりました。
ここでは、昨年のまちづくり事業を一部抜粋してご紹介いたしております。
「近所に泊まろう!地域ホームステイ体験版」開催

2010年7月1日から3日までの間、札幌市本町小学校・近隣エリアにて、「近所に泊まろう!地域ホームステイ」が開催されました。
地域ホームステイとは、札幌市では初めての取り組まれたもので、子どもたちが親元を離れ、他人の家での生活の中で日常生活の基本を自分自身で行いながら学校に通うという事業内容です。
近年、少子化や高齢化社会が進む中で、失われつつある「地域コミュニティ」を高めることは、地域全体で子育てに取り組むことにもつながるとともに、子ども達の社会性、協調性を伸ばし、「生きる力」を育むことが期待される事業であります。
事業自体にも大きなコストをかけずに取り組むことができ、既に他の都道府県では多くの実績と、すばらしい効果が出ており、継続事業化することで、15年以上取り組まれている地域もあります。
他の都道府県では、地域住民からの強い要望が実現し実施に至り、今日まで継続しているということは、子育てにとって非常に有効な手段であり、かつ地域コミュニティを高めることにより、お互いが顔見知りになり、地域全体で子育てを行える大きな利点があるとともに、子どもたち自身にも、感謝の心や、社会性や自立心の育成にもつながることから、本事業をきっかけに、今後推進されていくであろう事業になると確信しております。
実際に事業に参加した子どもたちは、たった三日間のホームステイでも、本当に有意義に、そして成長を感じることができ、仮親となっていただいた方たちからも、大変喜ばれることになりました。
八月「子どもの心育成」例会開催

2010年8月1日(日曜日)「子ども達にたくましく豊かな心を!」~地域と共に築こう。明るい豊かな札幌の創造!~をテーマに八月「子どもの心育成」例会がホテルさっぽろ芸文館で行なわれました。
当日は多くの市民や教育関係者にご参加いただき、現代の子ども達の問題や取り巻く環境、子どもの教育に今何が必要なのか、講師安永愛香氏の実体験よりお話を聞くことができました。未来を担う子ども達が心身共に健やかに成長するために今必要なこと、そして家族や地域の絆の大切さを市民の皆様と一緒に考える機会となりました。
九月「札幌の近未来創造」例会

2010年9月4日(土)5日(日)の二日間、札幌市中央区南1条西3丁目 さっぽろシャワー通りと駅前通りにて、九月「札幌の近未来創造」例会「オーガニックフェスタ2010」が開催されました。
すでに「食」のまちとして認知度の高い札幌ですが、さらなる「食ブランド」の強化を通して、より一層世界に誇れる素晴らしいまちを創造することを目的として、本例会を開催いしました。
サッポロ・マルシェ×(社)札幌青年会議所の特別企画である「オーガニックマルシェ」では両日ともにたくさんの市民の方々にご来場いただき、特に試食ブースでは用意した試食用の食材が途中でなくなってしまう程でした。あらためてオーガニック農作物へのニーズの高まりを感じました。
また、オーガニックの素晴らしさを伝える為、北海道オーガニック食材の流通に精通している笛木康雄氏のトークショーと「奇跡のりんご」でおなじみの木村秋則さんと野菜ソムリエの大桃美代子さんによるトークショーにも多くの市民が足をとめて聞き入りました。オーガニック農産物の素晴らしさや、自然栽培の奥深さ、オーガニック先進地としての北海道の中心都市である札幌の未来への可能性を感じていただきました。
特に、今回会場をご提供いただいた札幌大通まちづくり株式会社と、共同企画のオーガニックマルシェを開催させていただいたサッポロ・マルシェ・プロジェクト協議会の皆様には厚く御礼申し上げます。




