【新型コロナ】学生を巻き込んだ新しい働き方【対策特集Vol.9】
本日は、現在の現役メンバーの中で最古参、また「マイルシェア」でお馴染みの、株式会社MILE SHARE 代表取締役 森田宣広君のインタビューを掲載いたします。
先日御社では、新型コロナウイルスの影響でアルバイト先の収入を失った「学生」限定で市場調査の仕事をしてくれる方を募集しましたが、この経緯を教えてください。
A:当社では、かねてより、旅行業会や航空業界からの情報を収集したいと考えていました。そこで、コロナの影響でアルバイト収入が無くなった学生さんに目をつけました。空き時間でやれる、オンラインでやれることという利点もあり、学生さんを応援する意味でも募集をかけたら積極的に情報収集できるのではと思ったのがきっかけです。需要と供給がマッチしたと感じています。
学生さんからの反応も上々で、早い人は初日にリサーチした成果物を提出してくれた人もいました。
今回このアルバイト企画に参加してくださった人数が50-60人ぐらいなので、その方々と今後も密に連絡を取り合い、一度、「起業家問答集」やオンライン飲み会を企画したいなと考えています。
今後の雇用やビジネスチャンスにつながる良い企画だったと思います。
新型コロナウイルスはどのぐらいで収束し、経済活動が再び活性化してくると思いますか?
A:経済活動でいうと7月から、北海道では、旅行客に対して補助金を出します。また海外も一部渡航制限が緩和され、再び外貨が入ってくる事になります。加えて、8月から国が「Go To トラベルキャンペーン」の予算案を出すので、その頃から国が「皆さん動いていいですよ」とお墨付きをくれると思っています。
他方で、いわゆるインバウンド系のサービスが新型コロナウイルスが流行する前の水準に戻るには、年単位の時間が必要だと思います。
今現在増えているリモートワークの環境下での新サービスで、注目していることはありますか?
A:今後はリモートワークが今よりも増えるでしょう。ただし、リモートワーク自体は関係なくて、例えば当社では旅行や移動に関するコンテンツを扱っているわけですが、アフターコロナの世界で環境がどんどん変わっている、そんな中で「変化に対応する」、「柔軟な発想で動ける」と言うのが一つのキーワードになってくるのではないかと思います。
今後新しいサービスは生まれ続けるし、逆に今は大企業も中小零細も関係なく、誰もがアイデア次第で立ち上がれるチャンスの時期だと思っています。まだ発表は出来ませんが、当社でもこのアフターコロナの時代だからこそハマるのかなと思われる新ビジネスを立ち上げる予定です。
森田理事はJC歴も長く、東北の震災や北海道胆振東部地震なども現役時代に経験していると思いますが、今回のコロナ騒動と当時を比較してどうでしょう。
A:今までの災害は局地的なものでした。逆に言うとその地域以外のJC活動・経済活動は動いていたわけです。その地域の経済が止まり、他の地域は支援しようという構図でした。
しかし、今回の新型コロナウイルスに関しては世界規模の問題です。いかにJC歴が長いとはいえ、さすがにこれほどの規模の災禍は経験した事がありません。大きな動きをするというよりは全員で自粛をし、感染拡大を防ぐ事がまず大事だと思います。
ただし、自粛期間の中でも同じメンバー同士はお互いに頼り合うのが正しいと思います。私は古いメンバー(笑)なので、あまり若いメンバーと連絡は取っていませんが、若いメンバー同士で連絡を密に取り合い、お互いが手助けできる環境にあると良いですね。また古いメンバーとしてはその手助けができれば良いなと考えています。
誰々が今苦しいらしい、誰々が今頑張っている、そんな情報だけでも耳に入ってくると心配したり嬉しくなったりします。
現役メンバーに一言お願いします。
A:「今こそ、自分達で今まで生きてきた意味を考えろ」です。「何のために君達は存在しているのか。」と。
この状況下でさまざまな試みや新サービスを試している方も多いと思います。それらが一過性で終わる事なく、持続可能なサービスの実現として、社会に貢献していけるものであればより素晴らしい物になっていきます。そのために、「自分が今まで生きてきた意味」、「何のために自分が存在しているのか」ということを常に考えて欲しいんです。
考えながら、後は主体性を持って動いて欲しい。受け身ではなく、常に率先して行動する事。それが青年経済人として今のメンバーに望むことです。