JCI世界大会 2019 エストニア タリン大会
エストニアとは??
エストニア共和国は、北ヨーロッパの共和制国家です。
フィンランド湾に面したバルト三国のひとつで、欧州連合(EU)、北大西洋条約機構(NATO)、経済協力開発機構(OECD)の加盟国であり、通貨はユーロです。
人口は132万人で九州ほどの大きさの小国でありながら、オンラインサービスが行き届いたサイバー先進国であったりと面白い一面を持っています。
そんなエストニアの首都タリンは、中世の面影を現在まで残している、ヨーロッパ内でも貴重な街で、世界遺産にも登録されている美しい中世都市です。
●アレクサンドル・ネフスキー大聖堂
旧市街のトームペアの丘に建つ、玉ねぎドームが可愛らしい正教会は「アレクサンドル・ネフスキー大聖堂」。タリンにある教会の中でも最も大きいものです。19世紀末に建築されたこの教会は、ロシアによる支配の象徴だったため、独立を果たした後は取り壊しも検討されていました。今では、観光地として人気を博しているだけでなく、当時の歴史を学ぶことができる建造物としても貴重なものとして扱われています。
●ラエコヤ広場
ラエコヤ広場は、旧市庁舎の前に広がる広場で、旧市街の中心スポットとなっています。中世当時は、祝いの場や処刑場としても利用されていた場所です。
現在では、周りにレストランやカフェが立ち並び、広場にはマーケットが出店する、市民の憩いの場となっています。冬にはクリスマスマーケットも開催されています。
●市議会薬局
ラエコヤ広場にある「市議会薬局」は、なんとヨーロッパ最古の薬局と言われています。
1422年に創業したこの薬局では、展示コーナーにて当時使用されていた薬を見ることができます。
それらはなんと“ユニコーンの角の粉末”や“ミイラの破片”など、現代では考えられないような薬が。
それだけでなく、薬局コーナーでは“失恋の治療薬”などという不思議な薬も売られています。
お土産にもぴったりですね!
エストニアは美食の国です。
歴史の中でいろいろな国に支配された過去があり沢山の国の食文化が共存しています。
北欧でありながらロシア料理やドイツ料理など多種多様な料理が味わえます。
基本的にはじゃがいもが主食で肉や野菜のソースと一緒に食べますが、ボルシチ、カツレツ、ミートボール、秋のキノコ料理などたくさんの料理に出会うことができます。
●オルデハンザ(Olde Hansa)
Vana Turg 1, Tallinn, 10140 ESTONIA
レストランオルデ・ハンザ(Olde Hansa)は、町の中心地にある中世風レストランです。
内装はハンザ同盟全盛期のタリンの裕福な商家をイメージしているそうで、雰囲気たっぷり。店員さんたちも中世風の衣装を身につけ、中世風の演出を交えつつサーブしてくれます。
なんといっても嬉しい事に、こちらのレストランには日本語のメニューがあるんです!
●コヴィックダネボルグ(Kohvik Dannebrog)
Luhike Jalg 9, Tallinn 10130, Estonia
営業時間:9:00〜23:00
なんとこちらのカフェがあるのは、街を囲む城壁の上。城壁の中に作られた狭くて急な階段を、張られたロープを頼りによじ登ると……城壁の上からは海まで見張らせる素晴らしい展望。
●ヴァナエマ・ユーレス(Vanaema Juures)
Rataskaevu 10/12, Talin Estonia
営業時間:12:00〜22:00
デザートとして楽しまれているカマ(Kama)は、チーズのような濃厚なヨーグルトに、小麦などの穀物の粒を混ぜた食べ物。
中世の頃から、時間のない農民が畑でも気軽に食べられる栄養食として賞味されていました。エストニアは酪農が盛んで、乳製品には自信のある国。
濃厚なヨーグルトは、カスピ海やエーゲ海の味にも負けていません。さらには普通のヨーグルトよりも栄養もたっぷりと来れば、毎朝食べたくなってしまう味になるかも知れませんね。
そんなカマに挑戦してみるなら、おすすめは「ヴァナエマ・ユーレス(Vanaema Juures)」。日本語訳の「おばあちゃんのところ」という名前にピッタリの、こじんまりしたレストランです。